フリーランス向けコーチングを受けられているA様(30代女性・自営業)とのセッションでの出来事です。
以前から、「不安」という言葉が
何度も出てきていたA様。
景気悪くなったり、取引先が減ったり、病気したり…。
心配だ。
年金もあてにならない。
夫も自分も自営業で、お互い、いつまで仕事ができるかわからない。
そう語られます。
お話しを深めていくうちに、A様にとっての「不安」というのは、
将来のお金についてということが明らかになってきました。
問題は、不安が漠然としている状態。
何があれば、不安でないのか。
つまり安心を感じることができるのか。
A様にとっての安心を「見える化」するという作業をすることになりました。
そこで、コーチングでは、二つのことに取り組むことを提案させていただきました。
①何歳の時点で、いくらあれば安心か。
毎月、老後夫婦二人が豊かに暮らすためには、最低貯蓄は○○○万円必要など言われますが、
大事なのは、
A様にとっての安心は、いくらなのかを、明確にする。
そして、向かうべきゴールは何なのかをはっきりさせることが目的です。
②今、いくらの資産を持っているか。
こちらは、預貯金、投資資産の時価、保険資産をすべて調べて、
後日、合計金額をA様ご自身に把握していただきました。
現在地を知るための質問です。
資産の合計金額を出すのは、あちらこちらに電話したり、調べたりと
手間はかかったそうですが、
やってみると、
思っていた以上の資産を持っていたことが判明したそうです。
そして、今は、将来への心配する必要ないという気持ちを持つことができたそうです。
「漠然」としているものを「見える化」する。
それだけで、人の気持ちに変化を作り出すことが、できるんです。