今回は、セルフコーチングの方法をお伝えしたいと思います。
コーチングセッションは一回45分から60分です。
その場で何かを解決したり、
答えを出すこと以上に、時間をかけてしていることがあります。
それは「定点観測」という方法で、
自己観察をしてきていただき、
その結果をセッションでふりかえるのです。
この「定点観測」というのは、
セルフコーチングで、とても有効な方法として知られています。
やり方は、
①自分の状態を観察して記録してくる。
②定期的に記録していく。
③ふりかえる。
というものです。
いわゆる観察日記です。
日記をつけることで、きづいたことやわかった事実を
コーチングでは今後の行動を決める大切な情報として扱っていきます。
先日、定点観測がなかったことで、こんなことが起きました。
※私の体験談です。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・
腕がかゆくなりました。
病院行くと、乾燥肌用の保湿剤が処方されました。
言われた通りに毎日保湿剤を塗りますが、よくなる気配はありません。
本当に乾燥肌なのか、
違う病気なのに、間違えた診断をされて、
意味のない薬をぬらされたのではないか、
ネットで関連記事を検索し続け、
1週間後、再び通院します。
ドクター「どうですか?」
私「よくなりません!!」
ドクター「前回は、眠れないほどのかゆみと言っていましたが」
私「え?今はよく眠れてます。」
先週より良くなっていたことに、きづいてなかった!
先生疑ってごめんなさい!!
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
一週間前の自分の症状がどのようなものだったかを忘れてしまい、
改善していることに気がついていなかった。
よけいな心配をして、随分時間を無駄に使ってしまいました。
私たちは、日々の生活の中で、
以前、自分がどんな状態だったのかを
無意識に忘れていきます。
だから、
自分のことを書き残しておくことが大事。
例えば、夢や悩み、お金のこと、体重、運動した記録、体調、睡眠の記録など、
今、あなたの気になっていることについて、書いてとめておくのです。
そうすると、
後日(テーマによっては数年後の場合もあります)振り返ってみた時に、
自分がなりたい方向に向かえているのか、
進んでいない状態なのか、
もしくは間違った方向に進んでしまっていないかが、
はっきりわかる。
次、何するべきかが明確になり、
迷いのない毎日を過ごすことができるのです。
観察の記録をつけるのは、
使っている手帳やカレンダーやアプリを活用するのがおすすめです。
毎日なのか、毎週なのか、毎月なのか、数か月置きになのか、年に一回なのか
書く項目に合わせて、頻度をはじめに決めるのがうまくいくコツです。